活動の進展
この1~2か月
活動が良い意味で予想外に進展していて
バタバタしつつも、すごく面白さを感じています。
今、私がメインとしている活動の目的は
「使い捨てプラスチックを減らす」
「少ない資源でこどもの遊びを確保する」
このどちらも、なにか一つのイベントで達成されるという目的ではないし
長期的に取り組む必要があることです。
だからこそ、一緒に活動しているチームで、この目的について
なぜ必要なのか、どんな姿を目指すのかを具体的に共有するようにしています。
そもそもの要請内容や、日本での経験とは違うけれど
間違いなくソーシャルワーカーの仕事です。
配属先に来てから1年が経過して
提案に興味を持ってくれる同僚が現れ、
一緒にやろうと声をかけてくれる仲間もできて、今の活動に結び付きました。
いまは
国内に数百か所ある配属先のセンターや、本部で
ミニ講義や、現状把握の調査、細かい内容を詰める作業をしています。
私一人では到底できないことが、やる気のある楽しい仲間と一緒に、
少しずつ進んでいて、これからがすごく楽しみです。
外国人になって -どこの国のことも語らない-
「日本人です」って言うと
ほぼ100パーセント好意的な反応が返ってきます。
世界の人たちの”日本”のイメージを作っている
日本の歴史や、企業、たくさんの素晴らしい日本人たちのおかげで
私は日本人であることに誇りをもって過ごすことができています。
これは、本当にありがたく、素晴らしいことだと思うし
その好意的なイメージを良い意味で更新できるよう、がんばらなきゃと思わされます。
そして
どこの国のことも語らない について
日本のことを好意的に思ってくれているひとが
日本を褒めてくれるのと同時に、一方で〇〇国は、、、みたいな感じで
あまり良くない評価を語るのを耳にすることが何度かありました。
そのほとんどが実体験ではなく、間接的な情報でつくられたイメージで
好意的なイメージの場合はまだ良いのですが
良くないイメージで、自分の知り合いや、協力隊同期がいる国のことを言われたりすると
実際そんなことないと思うけど、、、と違和感を感じました。
日本に好意的な反応をしてくれたことよりも
違和感が強く残ってしまって
この人とは仲良くなれないかも、、、と思うことがありました。
(わたしの粘着気質も大いに影響していますが)
イメージだけでその国を語らない。
仮に、実際に行ったことや、生活したことがあったとしても
自分が経験したことは、ごく一部であって、その”国”を語ることはできない。
”〇〇国は、、、”じゃなく
”わたしは、、、”って言うように気をつけます。
外国人になって -ジロジロ見るより挨拶する-
ドミニカ共和国で外国人という立場になってみて
道を歩いているだけで
びっくりするくらいジロジロ見られることがあります。
というより、毎日です。
国際色豊かな国ですが、アジア人は決して多くはないので
やっぱり珍しい見た目が気になるようで
髪の先からつま先まで、なめるように見られることもあります。
実際レアな存在だと分かりつつも
見られてる方は結構気になるし、いい気持ちではないです。
笑顔で見てたり、あいさつしてくれたり、声かけてくれたら
嬉しいし、こちらからも声をかけようと思えます。
笑顔であいさつは、道で急にされても全然嫌な気持ちになりません。
でも、無言の硬い表情でジロジロ見られると、どうしてもテンションが下がるんです。
日本で知り合ったヨーロッパの友人も、日本で同じように感じたと話していました。
私も日本で、声をかけるでもなく、違う見た目の人をジロジロ見たことがあります。
自分が外国人になって感じたこと。
見てる方はチラ見のつもりでも、見られている方は結構気になる。
ただジロジロ見られているのはすごく嫌な気持ちになる。
言語に不安があっても、声をかけてくれたら嬉しい。
それから、外国人である今、心がけてること
自分からあいさつすると、やっぱり相手に笑顔になってもらえる。
嫌な気分になる前に、見られる前に、こちらから笑顔で声をかける。
先手必勝です!!
アボカド一個30円の季節
更新が滞ってしまいました。
のんびり続けられたら、、、
と言いながらも、さすがにまずいです。
ドミニカ共和国は日本と同じように夏真っ盛りです!!
基本夏なのであまり季節の差は大きくないですが。
そして、1年に2回あるアボカドの旬です。
私はアボカド大好きなので、本当にうれしい。
通勤経路にはいつも軽トラいっぱいのアボカド屋さんがいて、ひとつ30円。
しょっちゅう買っていて、休みの前になると「土日にちょうど食べられるのちょうだい」と言って選んでもらっています。
日本(私がよく行ってたスーパー)では、一個200円くらいするから嬉しいと話したら、びっくりを通り越してひいていました。
ホームステイ先の庭にも、職場にもアボカドの大きな木があって、みんなで熟して落ちてくるのを待ってます。
去年の7月末、ドミニカ共和国に到着した日
スーパーの入り口で売っていたアボカドを買って
食べごろがよく分からず
すっごく硬くて苦労して剥き、すっごく青臭いアボカドを食べました。
1年経って、もう一瞬触れば食べごろの判断ができるし、切り方も上達しました。
スプーン一個で手の上でカットできます!
それから
挨拶のハグが遠すぎず近すぎず出来るようになった。
バスやタクシーを上手に止められるようになった。
雨の気配を察知できるようになった。
鍋でおいしくご飯を炊けるようになった。
5時に起床できるようになった。
無事に1年過ごせ、いろんなことが出来るようになりました(笑)
すこしでも幅のある人間になっているといいな。
外国人になって -はじめに-
私がこの2年間で
大事にしたいテーマのひとつが
「外国につながりを持つ人と安心して過ごすためにできることを持ち帰る」
です。
日本で、ソーシャルワーカーとしての仕事を通じて
いろんなところでグローバルとかインターナショナルとか聞くなあ。
日本は魅力的な国だって海外からもたくさんの人が興味を持ってくれてるんだなあ。
でも、日本で暮らす外国につながりを持つ人たちが、安心して過ごせてないかも。
私もどうしたら良いのか分からなくて困ることがある。
こんなことを感じていました。
そういうことへのアンテナを高くして過ごしているうちに、
自分が外国人になったら
もう少しできることや、お互いに安心できることが
増えるかもしれないと考えるようになりました。
(他にもいろんなきっかけはあったけど)
「外国につながりを持つ人と安心して過ごすためにできることを持ち帰る」は
今ここにいる大きな理由ひとつです。
だから
外国人になった私が感じること
こんなのあると安心できるって考えたことを
忘れてしまわないように、たくさんここに残していこうと思います。
さらに、読んでくださる方にも、何か役立ったら嬉しいです。
語学の勉強
最近いろんな人から
「スペイン語上手になったね」とか「よく話せてるね」とか
言われることが続いて、ちょっと調子にのってます(笑)
訓練所で勉強していた頃は、まだまだ話せている感じはしなかったけど
確かに今は、日常会話は大丈夫という程度になりました。
スペイン語力をあげる大きなきっかけになった
と思っている出来事について書こうと思います。
私が配属先に到着した当初から
身の回りの細かいことを気遣ってくれたり
分からないことを質問すると、一切嫌な顔をせずに教えてくれたり
たまに注意もしてくれたりする
大好きな、尊敬する同僚がいます。
「わたしのもう一人の娘だからね」と言ってくれています。
注意をするときは
感情的にではなく、落ち着いて
理由を説明し、そのうえで私がどう思うかを確認してくれる
本当に尊敬できる人です。
この同僚から去年の10月くらいに
「あなたは、たくさんのスペイン語を知ってるし、しっかり理解できている。
でも、話さないと話せるようにはならない。
間違ってたら教えてあげるから、いろんな人と話をしてみな。」
と言われました。
この時期、
同僚と同じオフィスで仕事をする時間や昼食を食べる時間に
みんなが何を話しているのか分からないし、すごい勢いで話すので
一緒に過ごすの疲れる、、、と思うことがあったのは事実です。
彼女はそういう私の様子を何も言わずに見ていて
ふたりだけになったときに、改めて話をしてくれました。
すっごくうれしかったし、しっかりやろうという気持ちにさせてもらいました。
まだまだ
全然分からないこともあるし、言いたいことが言えなくて悔しいことだらけですが
語学は口に出して使わないと絶対にできるようにはならない。
分からないときは分かった振りせずに質問する
うまく言えなくても話してみるを心がけています。
卒業大学への還元
先週
母校(大学)の講義にテレビ電話で参加させていただきました。
結論を言ってしまうと
やって良かった!!
機会をいただけたことに、本当に感謝!!っていう内容です。
今回参加させていただいた時間は、社会福祉を学ぶ大学3年生のコマ
これまで学んできたことを実習でさらに深く理解したり、考えたり
同時に、卒業後のことについても定まりつつ、でも迷いつつ過ごしている時期だったような気がします。
そもそも、今回こういう機会をいただけたのは、
日本を出発する前に、大学へあいさつに行ってお会いした先生が、声をかけてくれたのがスタートでした。
先生とは、在学中は特別に関りが多かったわけではなく、卒業してからの方が多くお話させていただいている気がします。
改めて、ご縁って不思議だなあと思っています。
本当にありがとうございます。
今回、話をするための準備を通して、改めて気づけたことや、初めて知ったこと
純粋にパソコンの向こうに映る様子が懐かしくてうれしかったこと
学生さんたちにきちんと伝わったと感じられたこと
本当に実りの多い時間でした。
「JICAボランティアとして海外で活動してる」
ってイメージはすごいカッコよさそうだけど
出来ないことや自分の弱いところに気づくことや苦しいことが日常だったりもして
なので、少しでも自分の経験が誰かの役に立ったかもと思えると
更に頑張ろうって思えます。
ドミ共の人たちの生活に役立つことが出来たら嬉しい
そして、自分の経験を通してさらに他の誰かに役立つことができたらもっと嬉しい。
安全、健康第一で、今できることにもっとチャレンジしてみたいです。
あっという間に、ドミ共生活1周年が近づいていますが、これからもがんばります。
それから、マンゴーはほんの少し寒い冬を越えられず、同じころから育ててるアボカドがぐんぐん成長しています。