アジア人あるある
おそらく多くのJICAボランティア(だけじゃなく海外で生活する人)が遭遇する
中国人と言われて嫌な思いをする問題
海外での生活を始めてみて、わたしももれなく遭遇しています。
隊員同士でそのことについて話題になることも多々あって
何でも、なんで?なんで?って考えるのが好きなわたしは、いろいろ考えました。
ちなみにドミニカの場合は「チナ」(男性はチノ)って言われます。
相手に直接聞いたことはないけど、良い言い方じゃないなっていう時も確かにある。
このパターンは、若者とかこどもとかが集団でいる時が多くて
だいたい「チーナ」って延ばして言う。
日本でもある
【若者が集団になるとちょっと良くないことして盛り上がる】
みたいなノリ、、、と理解。
最初は、気持ちの良いものではないのと
それに対してどう返してよいのか分からなくて戸惑った。
でも、何度か遭遇しているうちに
ただ声をかけてくれているのかも、、、と思う場面もあって、
普通にあいさつ返したり、こっちから話したりすると別に嫌な感じではない対応。
顔とか体のつくり、雰囲気とかが違う私たちに興味があって
声をかけているんだと思う。
言い方はもちろん気になるけど、必ずしも差別的な意味合いでもないのかなと、、、
じゃあ嫌な気分になるのはなんで?
わたしは最近、声をかける側の差別的発言っていう認識では不十分で
日本人であるわたしたちが持っている偏見とか背景についても認識するべき
と思っています。
表現の仕方が難しいけど正直に、、、(わたしの場合)
日本での生活で培われてきた
中国人に対する、良くないイメージは大きいと思う。
例えば日本の街で出会う中国からの観光客が大きな声、動作で話していて
あまり周囲への配慮を感じられないとか。
話すときに笑顔が少なくて、あまり愛想がないように感じるとか。
直接見ていなくても、テレビやネットで良くない情報をよく見聞きしていたりとか。
その結果、他のアジア諸国と中国に対してのイメージは結構違ってる。
だから、韓国人・台湾人とかって言われるのと、中国人って言われるのは違うのかも。
もうひとつ
アジア以外の国の人がアジア人と認識するひとつのポイント
【細い釣り目】っていうのがあって
アジア人を表現するときに目の横を指で引っ張っている人たちもいる。
そういう表現する側の良くない意識も、もちろんあるかもしれないけど
仲良くなった同僚とかも全く悪気ない感じで、笑顔で私に直接見せてくる。
じゃあ嫌な気分になるのはなんで?
何を隠そうわたし達自身が
細い釣り目はダメ!大きくてパッチリ二重の目が良い!!
って思って、必死で二重メイクしたり、手術したり 、、、
極端に言えば
大きなパッチリ二重の人が上で、一重の細い目の人は下みたいな
意識がけっこう強いと思う。
わたし達にそういう意識があるから
無意識に、上の人たちがわたし達を下の人として、馬鹿にしてると思うのかも。
他にも背景があると思うし、相手の差別的な意識がゼロではないかもしれないけど
わたしの場合はこうやって理解すると客観的に状況を把握できて
嫌な気持ちにならずに返答できることが多くなりました。
だから我慢するってことではなく、
自分の持っている背景も理解したうえで、言うべきことを言った方が効果的だし
自分自身がだれかに嫌な思いをさせなくて済むと思っています。
新しい環境で生活すると、新しいこととの出会いはもちろんたくさんあるけど
自分のことを見つめる機会がたくさんあって、しょっちゅう自分にガッカリ、、、
でも、2年間いろんなことに気づく機会を得られる、と感謝するよう努めます(笑)
お金のつかいかた
配属先に初めて行った日
歓迎ランチとオフィシャルグッズ(?)みたいなのをプレゼントされました。
ランチは、プチビュッフェみたいな食事、食後のコーヒーつき。
グッズは、配属先のロゴ入りのトートバッグ、ボトル、USBメモリ、ノート、ペン。
あたたかく受け入れてもらえた喜びとともに
なにか違和感、、、
お礼を言いつつ、複雑な思いで受け取ります。
このお金ってどこから出てるんだろう、、、
もっとお金をかけるべきポイントがあるんじゃないか、、、
そんなことを考えつつ、
必要に迫られないトートバッグ、ボトル、USBメモリはこの1か月半
仕舞い込まれていました。
最近になって、いつも良い刺激をくれる大好きな隊員仲間と話していたとき
「使ったらいいのに。仲間意識みたいな感じで、あげた方はうれしいと思うよ」
とまっすぐに言われて、ハッとしました。
そうだった、、、
複雑な思いだったことは事実だし、今でもいろいろ思う場面があります。
でも
一緒に働くわたしを歓迎してくれたことも事実で
その気持ちに応えることはもっと大事だと思うんです。
最初に感じたことも大切。
まだここの暮らしが分かっていない今だからこそ、
目に見えるものが分かりやすいし、
気になるんだけど、
どんな思いで行動しているのかって考えたり
わたしがどんな思いか伝えたりする努力はもっと大事。
いろいろ思いつつ
大好きな隊員仲間に心から感謝しつつ
今日からもらったボトルを持って行きます。
分からないって伝える
スペイン語での生活
派遣前訓練で語学の勉強してからここに来たけど
まだまだま~だ、普通のスピードで話されると分からないし
言いたいこともほんの少ししか表現できません。
みんな、ゆっくり話してくれたり、簡単な表現を選んで話してくれたりしますが
それでも、分からないこと全部質問してたら、話が全然進まないと思うくらい
「???」なことも日常。
質問できそうなときは聞けるけど
相手が忙しそうな時とか、質問して困ったな―って顔をされると
「分からない」って言えないことが多いです。
ちゃんと分かっていなくても「大体分かったよ」って言ってしまいます。
でも私の周りにいる人たちは
「ホントに分かった?」「わたしの話し方速すぎなかった?」
ってむしろこちらに質問してきます。
私が話す側なら、、、って考えたら当たり前だったんですが
言葉の壁があったとしても
自分の話しを相手に分かってもらえなかったら悲しいし
分かってなさそうなのに質問されなかったら、私の話に興味ないのか、、、って悲しい
だから
「分からない」
ってちゃんと言おう!と思います。
スペイン語の上達とともに
「分からない、でも分かりたい」
と伝えるのを頑張ります。
マンゴー
ソナ・コロニアル(旧市街)
サント・ドミンゴにある、そこだけ圧倒的に雰囲気の違う、世界遺産エリア。
Zona Colonial
歴史を感じるきれいな街並みで、大小たくさんの教会や、コロンブスの一族が住んでいた家、要塞、お土産屋さんやレストラン、カフェもたくさんあって、常に観光客がたくさんいるおしゃれスポットです!
私もすでに複数回行っていますが
今回は同僚に誘われて、無料で歴史や建物についてのガイドをしてくれるイベントに参加してきました。
行ってから気づいたんですが、当然ながらスペイン語でガイドしてくれるので、まだまだ私には難しく、ほぼ雰囲気を楽しむ感じでした。
でも、普段は入れないような
教会の裏側(衣装とかミサで使うものが置いてありました)、偉い人が集まる部屋なんかも入って見学することができて、想像以上に「オォオ~」と新鮮な体験ができて楽しかったです。
建物の外から始まって、大聖堂の中、裏側の部屋、そこから外へ出て、さらに隣の建物にある偉い人たちが使う部屋まで、ずーっと同じ犬がついてきていて
説明しているひとの前で寝たり、大聖堂の上にあがってウロウロしたり。
狂犬病を警戒して、動物を触らないようにと言われているので、犬好きのわたしにとっては、近くにいながら触るの我慢するのは大変でした。
ちなみにその犬はもう7年くらいこのイベントの時に、毎回どこかからやってきて
ついて回っているらしい。
週末には広場でイベントをやっていることも多いので、誰かにきいてまた行ってみます!
タイトルについて
じゅき
は、ここで私がしょっちゅう呼ばれている名前です。
ニックネームとかではなくて、私の名前「ゆきえ」を 「yukie」って書いて、ドミニカの人に読んでもらうと、半分くらいのひとは「じゅき」になります。
もしくは、ここでよく食べられている里芋みたいなお芋「yuca じゅか」に似てる~て面白がってくれる人も。。.
ここのスペイン語では、ya(じゃ)、ye(じぇ)、yo(じょ)と発音していて、「ゆ」っていう音はありません。
ちなみに最近まで、スペイン語は全部この発音だと思っていたんですが、南米の一部の国では、「しゃ、しぇ、しょ」って濁らない発音になることが判明!
「ゆ」を発音してもらうには「iu」って書くと近い発音になるようですが、人によっては言いにくいので、さっきは言えてたのに気を抜くと「じゅき」になってるーって人もいて、
わたしも同僚のなまえの発音に苦労しているので、ことばが違うってそういうもんだよね、と思っています。
でも、わたしはなかなか皆の名前が覚えられないのに、職場ではいろんなひとが
「Hola yuki!」(オラ、じゅき)
って声をかけてくれて、本当にありがたい。
スーパーの店員さん
お弁当屋さん
いつもの通り道にいる警備員さん
誰にでもすぐに名前聞いて、つぎ会うときには名前呼んで声かけるのは、ここの人たちのステキな文化だなあと思います。
発音まちがってても良いから、やっぱりがんばって名前おぼえよう!
マンゴー2日目
水をかえてよく見たら、大事そうな部品(右上)が取れていましたー⁉
今のところ、ちょっとミドリっぽくなったかな?くらいで大きな変化はありませんが、大丈夫かなあ。
ドミニカまでの道のり
昨日は配属先が持っている、保育園のようなセンターで様子を知るために1日過ごさせてもらいました。
2~3歳のクラスで過ごしていると、突然こどもたちがうえの方をみて
『Adio~s(さようなら~)』
と手を振っていて、何ごとかと思ったら、飛行機かヘリコプターの音がしていました。さっきまで、先生が何を言ってもそれぞれ自由に遊んでたのに、ちゃーんとみんなで同じことが出来てて笑えました。
飛行機ついでに
2か月も前になってしまいましたが、日本からドミニカへの道のりを紹介します。
ドミニカと日本の時差は13時間…ということは、ほぼ地球の裏側です。
成田空港からアメリカ:アトランタ空港へ約13時間。長時間でつらいなあ…と思っていましたが、かなり眠れたので、持っていた本や映画も予想以上に進まず、意外と早く到着。
アトランタで空港からシャトルバスを使ってホテルに行き1泊。夕方着いて、近くのレストランでご飯を食べて、ホテルの周りはお店もほぼ無かったので、翌朝に備えて早めに就寝。
翌朝はホテルの簡単なバイキング朝食を食べて、6時半にシャトルバスで空港へ出発。(まだ外が暗かった)
成田空港では旅行会社の方が手続き、手順を完璧にサポートしてくれたので問題なし!でしたが、
アトランタでは同期とふたりで、空港内を電車で移動し、チェックイン、荷物の預け入れ、手荷物検査などなど…ひとつずつ「電車どこ?」「これで合ってる?」「この列じゃないの?」と時間をかけながら、無事に飛行機までたどり着きました。
あとは、ドミニカ共和国のラス・アメリカス空港まで約4時間。これはずっと起きてたけど、本当にあっという間でした。
日本を出発してから約35時間かかり、無事に到着。(もう2か月前ですが…)
空港では、JICA事務所の方が待っていてくれて、すぐに連絡所へ移動し、簡単な説明を受けてその日は終了。
時差ボケと、着いたんだーという嬉しさで、ふわーっとした到着でした。
ブログはじめます。
はじめまして。
2018年7月24日から、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島のドミニカ共和国、首都:サント・ドミンゴで生活をしている、JICAボランティア(障害児・者支援)です。
2年間ホームステイをしながら、配属先であるINAIPI:貧困層のこどもたちの支援機関で、活動します。
まだできて4年の新しい機関で、サービス拡大・模索真っ最中というタイミングで活動できるため、同僚とともにこの国の将来につながる色々なチャレンジをしていきたいです。
ドミニカ共和国やJICAボランティア、わたしの活動については、これからもっとたくさん紹介していきます。
すでにここに来て2か月たって
・ドミニカ人の家でのホームステイ
・混んでいるとバスの外側につかまりながらの通勤
・スペイン語での買い物
・陽気で感情豊かなドミニカ人たち などなど
ここでの生活にもすこし慣れてきた今日このごろです。(油断は禁物ですが!)
ブログを始めるには中途半端な、何かの節目でもないんですが、日々これまでとは違う経験をしながらも、振り返ってみると、けっこう忘れてしまっている…
と気づいたタイミングです。
これから2年間の生活で感じること、考えること、経験することを、形に残して誰かに伝えたり、自分で振り返ったりするのって大事だ!と思ったので、ブログをはじめることにしました!!
のんびりペースで続けていこうと思います。
それから、日本ではマンゴーってそんなに食べなかったんですが、ドミニカではたくさんおいしいマンゴーを食べていて、せっかくなので種から育ててみようと思い、水耕栽培をはじめました!!
1日目
これから、このマンゴーの成長記録とともに、日々の振り返りをブログに残していきます。
1日目なので、この姿になるまでの(いろいろ脱がせる)過程を載せておきます。
のんびりペースだと思いますが、続けることを目標にて更新していこうと思います。